当団体について

はじめに

 ツリーハガーズインターナショナルは、安全帯とロープを使った安全で楽しい木登りの普及を通して里山の保全と利用の可能性を探り、また、子供達を始めとする多くの人々が森遊びの楽しさを通して森や樹木の大切さを知る事で、日本の財産である森林が将来も守られて行くことを願い活動しています。

ツリーウォーキング

 私達が木登りに使う方法は元々、米国の樹木医が樹木の手入れをする際、安全に、そして樹木にダメージを与えず登るために考案されたもので、「サドル」と呼ばれる専用の安全帯とロープを使います。熟練すれば100m近い巨木の頂上や、横に広がった枝の先端部までアプローチすることも可能です。また、樹上に架橋する事なく樹から樹への移動をしたり、専用の「ハンモック」を使って樹上でのキャンプを楽しむことも出来ます。私達はこのレクリエーションを、樹の上を自由自在に歩くことから「ツリーウォーキング(Tree walking)」と呼んでいます。

 勿論、初心者でも心配は無用です。インストラクターがついていれば、4歳くらいの子供から高齢者まで、5分〜10分程度でスムーズに登れる様になり、樹の上の不思議でエキサイティングな世界を手に入れることが出来るでしょう。また、身体に障害があっても、登り方を工夫したり、インストラクターの手助けを得ることで同じ世界を共有することが出来ます。

活動内容

里山の保全

 里山が守られるためには、多くの人々がその必要性と利用価値を認める状態にあることが肝心です。人の手が入らなくなった、竹やヒサカキばかりが繁茂する陰気な森は人々の関心を失って開発の対象となり、やがて道路や宅地となって消えて行きます。私達は里山の保全を考え行動する多くのグループと協力し、皆が憩える森作りを推進すると共に、「ツリーウォーキング」というアクティビティによる新しい利用価値を提案しています。

樹木の保護と様々な学術調査への協力

 里山はもちろん、街中の公園などにおいても、高所にあり剪定が困難な枯れ枝や強風で折れた枝などは人々にとって危険なだけでなく、樹木そのものの健康にも悪影響を及ぼします。私達は森を利用する人々の安全確保と樹木の健康を守るために、この様な高所での枝打ちを始めとする手入れを行っています。また、樹木のみならず、鳥類や昆虫など様々な学術調査への協力として、原生林や試験林、公園など様々なフィールドで、サンプル採取を始め多種多様な測定、観察、記録などを行っています。

イベントの実施

イベントの実施

 「ツリーウォーキングを体験してみたい!」「自治体のイベントに採用したい」などといった声にお応えして、私達は各地で体験版「ツリーウォーキング」を実施しており、これまでに数千人以上の人々を樹上の世界へご招待しています。また、同時にアウトドア料理やクラフトを始め、様々な「森遊び」イベントも実施して好評を得ています。

技術講習の実施

 どんなレクリエーションやスポーツにも、潜在的な危険が存在します。高所で行う「ツリーウォーキング」も同様で、見よう見まねで行うことはそうしたリスクを増大させ、大きな事故に繋がる可能性があります。そのため私達は「ツリーウォーキング」を始めたい人達が基礎から学んで貰えるように、各地で技術講習と資格認定を行っています。また、森で必要になる様々なキャンプ技術や、もっと森を楽しむための知恵と技術、森遊び等についても講習会を行っています。

インストラクターの養成

 私達と一緒に木登りを始めると、多くの人々は森と樹木と人間の関わりに興味を持ち、里山を始めとする身近な森林の保全やその必要性について深く考える様になります。また、子供達は木登りと森遊びを通して危機管理能力を身につけ、たくましく、感受性豊かで思いやり深く、そして優しくなります。こうした子供達が大人になったとき、必ず自分の子供を連れて森へ帰って来ることでしょう。この様な連鎖によって将来も森や樹木が守られ、快適で豊かな環境が次世代、また次世代へと受け継がれていくことを信じて、私達は「ツリーウォーキング」インストラクターの養成を行っています。